私たちの紀州釣り 

 

【イメージをする】

 
私たちが始める前は、やはり難しいイメージがありました。
 
チヌ釣り全体において、落とし込み釣り、フカセ釣り、エビ撒き釣り等が誰もがやった事の有る釣りだと思いますが、現に私たちもそうでした。
 
チヌ釣り師の中でも、絶対数が少ないのが紀州釣り師です。
 
ひたすら黙々と団子を握る姿は、近づき難いイメージすら有りました。
 
又、専用の道具が釣具店に売ってなく、色んな物を自作するのも特徴でしょうか。
 
まぁ、それもこの釣りの楽しみの一つでもありますが。
 
 

【始めた頃は・・・】

 
団子には二つの意味が有ると聞きました。
 
一つは夏場の高活性時に、餌取りから刺し餌を守るためと、二つ目はチヌを集める効果です。
 
私の場合、明石の海が好きになり引越して来ました。
 
今までのように落とし込みでテトラを攻めてた時、地元ではみんな団子だったんです。
 
その事から興味を持ち、一度チャレンジする事にしました。
 
団子の材料はヌカと砂と聞き、それぞれ同量にして握ってみました。
 
まとまらないと言うか、全然話になりませんでした。
 
パサパサだと前に飛ばないし、加水すると割れない団子になりました。
 
一度帰宅してネットで調べたところ、オシムギって書いて有りました。
 
今度はヌカ、砂、オシムギをそれぞれ同量にしてみました。
 
握れた物じゃ無かったです、半泣き状態で家に帰った事を昨日のように憶えてます。
 
それから独学で色々と勉強し、クラブにも所属しました。
 
何とか見よう見まねですが、教えてくれる方が居る事の有り難さも知りました。
 
次のシーズン、待望の一枚を釣る事が出来たんです。実に始めてから14ヶ月も費やしました。
 
今思えばもっと早くに、教えてもらえる方が居るクラブ等に入れば良かったと思います。
 
 
 

【だんごにはお金がかかるか】

 
私同様に手探りで始めた仲間は、団子を投げてる方にブレンドを聞いたそうです。
 
そこで教わったのが集魚材の団子です。ヌカと砂は少なく、殆どが集魚材だったらしいです。
 
勿論団子は割れませんし、ボラの餌食にしかならなかったそうです。
 
なによりお金がかかるでしょうね、お金をかけて魚を釣っても意味が有りません。
 
主材料はヌカと砂ですので、殆どタダで入手できます。
 
あと副材で入れる物と言えば、オシムギとサナギ粉ぐらいでしょうか。
 
アミエビは別に入れなくても構いません。
 
何れにせよ、そんなにお金はかからないでしょう、バッカン一杯500円有ればおつりが来ます。
 
餌代も他の釣りと比べたら安上がりです。
 
チヌは雑食性で色んな物を食べます。
 
夏場等は、コーンの缶詰が一缶有れば一日遊べますし、釣り場にはフナムシやカニも居ます。
 
メインのオキアミも1ブロック買っても安いものですし、余れば冷凍庫で保存も効きますし、数回の釣行分が有るでしょう。
 
 

【特殊な竿やリールが必要か】

 
全くそんな事は有りません、フカセ釣りやエビ撒き釣りの竿とスピニングリールでOKです。
 
仕掛け自体も単純明快で、ラインに浮き止め、浮きと小さなスイベルにハリスとハリだけです。
 
ハリも普通のチヌバリでOKです。
 
 

【これから紀州釣りを始める方へ】

 
よく紀州釣りは、中小型の数釣りのイメージが有りますがそうでは有りません。
 
自然な状態でエサを拾わせるので、警戒心の強い大型も違和感無く食ってきます。
 
トップページの魚拓のようなチヌが、あなたにも釣れるんです。
 
独学で始めるのもいいですが、是非どこかのクラブに入る事をお勧めします。
 
阪神間、明姫間にお住まいの方でしたら是非、我が『播州黒組』に加入しませんか?
 
底抜けに気のいい仲間達が、全力でサポートしますよ。
 
 
 
                                    播州黒組  組頭 伸

 

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